芝田山親方らに3200万円支払い命令 弟子暴行で失明

[ 2016年3月25日 05:30 ]

元横綱・大乃国の芝田山親方

 芝田山部屋の20代の元力士が兄弟子に暴行を受けて失明状態になったとして芝田山親方(元横綱・大乃国)と兄弟子らに損害賠償を求めた訴訟の判決で東京地裁は暴行があったと認めた上で親方が弟子の安全に配慮する義務を怠ったと指摘し親方と兄弟子に計約3200万円の支払いを命じた。

 佐久間健吉裁判長は元力士の証言に基づき、1年半以上にわたり兄弟子から暴行されていたと判断。11年3~4月に拳で顔や顎を5、6回殴られるなどし網膜剥離を悪化させたと認定した。芝田山親方は「不当な判断で即刻控訴する」とし、元力士は弁護士を通じ「兄弟子と親方は、判決を真摯(しんし)に受け止めてほしい」とコメントを出した。

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2016年3月25日のニュース