パワー不足実感…女子レス・渡利 五輪メダル見据え増量計画

[ 2016年3月22日 05:30 ]

帰国して栄和人強化本部長(左)と握手する渡利璃穏(

 レスリング女子75キロ級の渡利璃穏(24=アイシンAW)が成田空港着の航空機で帰国し、さらなる増量計画を立てた。カザフスタンでのリオ五輪アジア予選で優勝し、63キロ級から2階級上げての挑戦で日本の出場枠を確保。25日の全日本合宿で他の代表候補とスパーリングを行って強化委員会で選考されるが、渡利の選出は濃厚だ。

 今予選は計量を71キロ弱でパスし試合当日は70キロ程度。もともと、この階級の選手なら試合当日は75キロを超える。特にロンドン五輪銅メダルのマニュロワ(カザフスタン)との決勝ではパワー不足を痛感した。1日5食で必死に増やしてきた体重だが、五輪でのメダル獲得のために「72~73キロ」まで増やす考え。「夏になると練習後は食べられなくなる。練習の合間にも補っていきたい」と語った。

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