白鵬 1敗キープも…ダメ押しに厳重注意「申し訳ないです」

[ 2016年3月22日 05:30 ]

<春場所9日目>押し出しで栃煌山に勝利した白鵬

大相撲春場所9日目

(3月21日 エディオンアリーナ大阪)
 8日目に嘉風をダメ押しした横綱・白鵬は9日目の取組後に審判部に呼び出されて、約6分間、厳重な注意を受けた。初めて親方ではなく、直接本人に注意した伊勢ケ浜審判部長(55=元横綱・旭富士)は「きのうのことだけじゃなく、一連のことで注意した。ダメ押しは危険だと意識してもらわないと」と説明した。

 過去にもダメ押しを問題視されていたが、8日目は審判長を務めた井筒審判部副部長(54=元関脇・逆鉾)が土俵下で嘉風の下敷きとなり左太腿を骨折する大事故に発展。前日に反省の態度を示さなかった白鵬も「軽いケガではなく、大きなケガをしたわけですから。申し訳ないです。何でもしたい気持ちです」と謝罪し、「(これからは)難しいけれど、土俵の中でなるべく勝負をつけたい」と反省した。

 この日は左の張り手から右でかち上げる厳しい攻めで栃煌山を一蹴し1敗をキープ。「(注意を受けた影響が)なければいいね」と控えめに語った。

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