日本 長岡攻守に躍動12点、ペルーにストレート快勝

[ 2015年8月31日 05:30 ]

<日本・ペルー>第1セット、スパイクを放つ長岡

バレーボールW杯女子大会第6日

(8月30日 仙台市体育館ほか)
 世界ランク5位の日本は、同25位と格下のペルーを3―0のストレートで下した。長岡望悠(みゆ、24=久光製薬)が豪快なスパイクや力を抜いたフェイントに加え、ブロックでも活躍。仙台ラウンド好発進で連勝を4に伸ばし、5勝1敗で3位をキープした。31日は世界10位の韓国と対戦する。

 チームで最もマイペースな存在が、攻撃のペースを変えた。左のエース・長岡はスパイクだけでなく、相手ディフェンスの穴を冷静に狙うフェイントで得点を重ねた。ブロックで3得点、サービスエースでも1得点を挙げ、チーム最多タイの12得点。チーム全体でサーブで崩す意識も高く「サーブは重点的に取り組んできた」と胸を張った。

 代表での合宿中、チームは既に円陣を組んでいるのに、長岡はジャージー姿でゆっくりと登場。全く急ぐ様子もなく、真鍋監督らに「先にやっといてください」と言い放ったことがある。「チームで一番のマイペースは長岡」と指揮官も苦笑いだが、勝負のコートでは頼れる大砲に変身。第2セットは19―19の展開から、自身のブロックで流れを引き寄せ、連続得点に導いた。

 31日は世界10位の韓国と対戦。最近は5連勝中の相手だが、世界的なエース・金軟景を擁する。「韓国はエースもいるしディフェンスもいい。総力戦で頑張る」と真鍋監督。スパイクでフェイントでブロックで…。宿敵撃破には長岡の活躍が欠かせない。

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2015年8月31日のニュース