照ノ富士“カミナリ”覚悟のリベンジ「やっちゃった」

[ 2015年7月18日 05:30 ]

佐田の海(左)をすくい投げで破る照ノ富士

大相撲名古屋場所6日目

(7月17日 愛知県体育館)
 無傷の6連勝とした帰り際、照ノ富士は「きょうはやっちゃった。帰るの怖いよ」と言って、いたずらっぽく笑った。冗談半分ながら、ちょっぴり恐れているのは師匠のカミナリ。伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)には「強引な投げとつりはダメ!普通に寄り切れ!」と口酸っぱく注意されている。

 その禁を破った。平幕の佐田の海に対し、右を張って左四つに組むと、がっちりつかんだ両まわしを引いた。自身より約40キロ軽い138キロの相手を軽々とつり上げて前進。最後は左ですくい投げ。「自分の型で、狙い通りの相撲が取れた。(取組前から)軽いんでつっていく感じはあった」。“確信犯”のつりでねじ伏せた。

 佐田の海は夏場所初日に不覚を取った相手。「序ノ口から負けは全部覚えてる」という執念深い男は力の差を見せつけてリベンジした。

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2015年7月18日のニュース