優作“葉巻効果”で3位浮上!1Wショット修正ひらめいた!

[ 2015年7月5日 05:30 ]

1番、ティーショットを放つ宮里優

男子ゴルフツアー スポニチ後援長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第3日

(7月4日 北海道千歳市 ザ・ノースカントリーゴルフクラブ=7167ヤード、パー72)
 通算3勝目のチャンス到来だ。30位から出た宮里優作(35=フリー)が6バーディー、ボギーなしの66をマークし、通算10アンダーで首位と2打差の3位に浮上した。1Wショットを修正したことが奏功。この日は上り調子のパットとショットがかみ合った。通算12アンダーで金亨成(35)とJ・B・パク(33=ともに韓国)が首位に並んだ。

 過去10回の出場で予選落ちは6度。決して相性が良いとは言えない大会で宮里が気を吐いた。「きょうが勝負の日だと思っていた。攻めたことが良い結果につながって良かった」。この日ベストスコアの66をマークし、思わず白い歯がこぼれた。

 前夜に千歳市内のバーでラム酒を手に葉巻をくゆらせながら考え事をしていたところ、ひらめくものがあった。「1Wの時にボールの位置が遠かった。ボールに近づき、スタンスを少し狭めるくらいでやると良かった」。1Wが悪いときはボールの位置が遠いという傾向があるそうで「試してみたところヘッドが抜ける感じがあった」と調子を取り戻した。この日は一度もフェアウエーを外さなかった。

 加えて、6月のツアー選手権から替えたパターもさえ、14番はフェアウエーから残り115ヤードの第2打をPWで2メートルにつけて、チャンスでしっかりスコアを伸ばした。ヘッドは以前と同じピン型だが、重さを5グラム増やし「リズムが一定になってストロークが安定した。球が伸びる感じがする」と好感触。ショットとパッティングがかみ合っての好スコアだった。

 ひらめきを生んだバーにはテレビ解説を務める青木功も登場。「優作!おまえ、あすは良いスコアで回らないと(テレビで)使ってやらねーぞ」とハッパをかけられたが、このスコアなら世界のアオキも納得だろう。首位とは2打差。「うまく(トップとの差を)詰められたと思う。あすは自分のできることをやって、行けるところまで行きたい」。狙うは昨年4月の東建ホームメイト・カップ以来の通算3勝目に他ならない。

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2015年7月5日のニュース