奈良、前回女王にストレート負け「この悔しさを次に」

[ 2015年7月3日 05:30 ]

女子シングルス2回戦でリターンする奈良くるみ

ウィンブルドン選手権第4日

(7月2日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 女子シングルス2回戦で、世界ランク57位の奈良くるみ(23=安藤証券)は前回覇者で第2シードのペトラ・クビトバ(25=チェコ)と対戦し、2―6、0―6のストレート負けを喫した。男子シングルス2回戦では、地元のアンディ・マリー(28=英国)が6―1、6―1、6―4で勝ち、3回戦進出を決めた。

 前回覇者に全く歯が立たなかった。奈良は第2セットで1ゲームも取れず「きょうは自分のテニスをさせてもらえなかった」と苦笑いするしかなかった。

 1メートル55の奈良と1メートル83のクビトバの身長差は28センチ。打点の高い強打に対して、得意のロングラリーに持ち込もうとしたが、10本のエースを決められ、ウィナーも23本取られた。

 第1セットには相手がネット際に攻め込んだ際にロブショットでポイントを奪って観客を沸かせたが、力の差は歴然だった。「どのショットも威力があり、とてもパワフルだった」と完敗を認めた。芝の聖地でセンターコートに次ぐ第1コートでの一戦に「変な緊張があった。また戻ってきたい。この悔しさを次につなげたい」と話した。

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2015年7月3日のニュース