バスケ処分、部分解除へ 国際連盟が19日に協議

[ 2015年6月18日 17:46 ]

 国際バスケットボール連盟(FIBA)は19日、スイスで常務理事会を開き、日本協会に科している国際試合出場停止処分の解除を協議する。日本協会からは大河正明専務理事らが出席し、国内男子リーグの統合など改革の成果を報告。処分は部分的に解除される見通しだ。

 処分解除の正式決定にはFIBA理事会(8月7~9日・東京)の承認が必要となる。常務理事会ではそれまでに開催されるユニバーシアード夏季大会(7月・韓国)などへの日本代表派遣や、リオデジャネイロ五輪のアジア予選に向けた国際親善試合の実施が認められるとみられる。

 昨年11月の処分を受け、日本では1月に川淵三郎氏らによるタスクフォース(特別チーム)が発足し、改革を進めてきた。FIBAが求めるリーグ統合問題では、ナショナルリーグ(NBL)とTKbjリーグのほぼ全チームが来年10月開幕の新リーグに参加する見通しとなったほか、日本協会は5月に川淵氏を新会長とする体制に生まれ変わった。

 FIBAのワイス財務部長は6月2日の特別チームの会合後、処分の部分解除へ「ゴーサインが出るところまで持っていけると考えている」と語り、川淵氏も「安心して常務理事会を迎えることができる」と自信を示した。

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