7人制女子日本代表候補・平野 リオ五輪へ「ケガ乗り越える」

[ 2015年3月11日 05:30 ]

日体大名物の「エッサッサ」で後輩部員から卒業を祝福されるラグビー7人制女子日本代表候補・平野(右)

 被災した故郷への思いを胸に五輪を目指す。日体大の卒業式が都内で行われ、ラグビー7人制女子日本代表候補の平野恵里子(22)が出席した。

 岩手県大槌町出身で、高校卒業直後に東日本大震災に見舞われて自宅は全壊。既に決まっていた大学進学を思いとどまりかけたが家族の後押しも受け上京した。「私が代表を目指して頑張ることがみんなの元気になると昔のコーチにも言ってもらった」と地元への思いが4年間ラグビーに打ち込む原動力となった。

 昨年は代表候補にも選ばれたがセレクション合宿中に左膝を負傷。手術を受け、現在は夏頃の復帰を目指してリハビリ中だ。「周りにもケガを乗り越えて、強くなって戻ってきた選手もいる。私もそうなりたい」と苦境の中でもリオ五輪への強い意欲を示した。

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2015年3月11日のニュース