高梨3連勝!イラシュコと並び今季5勝目「まさか1位になれるとは」

[ 2015年2月15日 23:40 ]

優勝を分け合った高梨(右)とイラシュコ(AP)

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は15日、スロベニアのリュブノで個人第12戦(HS95メートル、K点85メートル)が行われ、個人総合2位の高梨沙羅(クラレ)は244・9点で同首位のダニエラ・イラシュコ(オーストリア)と並び優勝。3連勝で今季5勝目、通算29勝目を挙げた。

 イラシュコも今季5勝目で通算10勝目。個人総合得点はイラシュコが962点、高梨は873点となり、W杯総合女王決定は3月の最終戦に持ち越された。

 高梨は1回目88・5メートルで2位に付け、2回目に89・5メートルを飛んでトップに並んだ。イラシュコは1回目88メートル、2回目は87・5メートルだった。

 伊藤有希(土屋ホーム)は86・5メートル、84・5メートルの233.6点で6位。勢藤優花(北海道・旭川龍谷高)は20位、岩渕香里(松本大)は21位、山田優梨菜(長野・白馬高)は23位だった。

 ▼高梨沙羅の話 まさか自分も1位になれるとは思っていなかったので驚いた。自分の中では少しずついいジャンプになってきている。自信にもつながった。

 ▼伊藤有希の話 1回目はまずまずのジャンプだったが、2回目は課題だった(踏み切りの)タイミングが遅れた。この悔しさを世界選手権で晴らしたい。

 ▼勢藤優花の話 空中でリラックスして飛ぶことができたので良かった。(空中の)中盤から後半にかけて板が上がってくる癖があるので、板を立てないように飛べれば。

 ▼山田優梨菜の話 1回目は助走の重心が後ろになってしまった。2回目は追い風の中でも自分のできるジャンプができた。世界選手権に合わせていきたい。

 ▼岩渕香里の話 (課題の)着地ではしゃがまなかったが、着地のことばかり考えて(助走から)空中までがおろそかになった。ジャンプは一連の動作でやらないといけない。

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