3戦連続“逆転の錦織”!死闘フルセット制し自身初の3連覇王手

[ 2015年2月15日 12:51 ]

男子シングルス準決勝でリターンする錦織圭(AP)

 男子テニスのメンフィス・オープンは14日、米テネシー州メンフィスで行われ、世界ランク5位で第1シードの錦織圭(25=日清食品)は準決勝で同41位のサム・クエリー(27=米国)と対戦し、5―7、7―6、7―6で逆転勝ち。前身の全米室内選手権から、自身初のツアー同一大会3連覇へ王手を懸けた。

 クエリーには過去の対戦成績は2勝3敗と負け越している錦織。第1セットは互いにサービスゲームをキープし、6―5とクエリーがリードして迎えた第12ゲーム。錦織はセットポイントを2度しのいだが、最後はバックハンドがアウトとなってブレークを許し、5―7で第1セットを落とした。

 第2セットも両者がサービスゲームをきっちりキープし、譲らない攻防が続く。錦織は自身のサーブは安定してきたものの、クエリーの強烈なサーブに苦しみ、なかなか主導権をつかめない。タイブレークに突入し、錦織は6―5からバックハンドのクロスを決めて7―5で制し、最終セットへと勝負を持ちこんだ。

 第3セット、錦織は第3ゲームでブレークを許したが、第6ゲームで40―15からバックハンドのストレートを決めてブレークバックに成功。この試合初のブレークに雄叫びを挙げた。第2セットに続いてタイブレークとなり、お互いにミニブレークを繰り返して最後は7―5で錦織が勝利。3試合連続のフルセットの熱闘で3試合連続逆転勝ちを収め、決勝へと駒を進めた。

 15日の決勝では世界ランク15位で第2シードのケビン・アンダーソン(28=南アフリカ)と対戦する。

続きを表示

この記事のフォト

2015年2月15日のニュース