内村、地元・長崎に恩返し ただ一人90点台で団体2位に貢献

[ 2014年10月16日 05:30 ]

成年男子決勝 団体2位となった長崎・内村航平の平行棒

 凱旋演技で魅せた。国民体育大会第4日は15日、長崎県立総合体育館などで行われ、12日に閉幕した体操の世界選手権(中国・南寧)で男子個人総合5連覇を果たした内村航平(25=長崎・コナミ)が成年に出場。6種目合計で全選手中ただ一人90点台の90・350点をマーク、長崎の団体2位に貢献。優勝は福井だった。アーチェリーの成年女子団体はロンドン五輪団体銅メダルの早川漣(27=長崎国際大職)のいる長崎が初制覇した。

 <体操・成年男子>万能キングが地元に恩返しだ。長崎県諫早市出身の内村が徹夜組まで出た観客をうならせた。世界選手権から中2日の強行軍。全種目で難度を下げたが、ただ一人の90点台に「自分の演技を見せられた」と納得の表情。内村の国体出場は8年ぶり。この日の長崎は両親が監督を務め女子には今季限りでの引退を表明した妹の春日(はるひ、日体大大学院)も出場、男子とともに女子も2位に入った。内村は中学3年以来、家族4人が勢ぞろいした大会を「凄くいい思い出になった」と照れ笑いした。

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2014年10月16日のニュース