9戦連続予選突破へ!松山 貫禄イーグルで初日1アンダー

[ 2014年8月15日 05:30 ]

第1ラウンド 10番でティーショットを放つ松山英樹

USPGAツアー ウィンダム選手権第1日

(8月14日 米ノースカロライナ州グリーンズボロ セッジフィールドCC=7130ヤード、パー70)
 レギュラーツアーの最終戦が開幕した。インから出た松山英樹(22=LEXUS)は1イーグル、1ボギーの69でホールアウト。出入りの少ないゴルフながら、大きく伸ばすことはできなかった。石川遼(22=CASIO)は3バーディー、3ボギーの70で回り、イーブンパー。今田竜二(37=フリー)は5バーディー、1ボギーの66で終えた。

 豪快なイーグルで出だしのつまずきを取り戻した。松山は10番で第1打を大きく左に曲げるなどしてボギー発進となったが、折り返しての5番パー5で底力を見せた。300ヤード超えのビッグドライブでフェアウエーを捉えると、ピンまで残り199ヤードの第2打を1メートルにピタリと2オン。見事にイーグルを奪った。

 前週の全米プロ選手権で8戦連続予選通過し、現在も続く連続予選通過記録はツアー10位となった。米ツアー初の予選落ちとなったマスターズでは左手首痛の影響があったが、そこから復活し「予選を通っているのは(自分を)褒めてあげたい」と自らに言った。開幕前の13日には「体は絶好調ですよ」と万全を強調した。

 今大会を終えると、いよいよプレーオフが始まる。フェデックス・カップ・ポイントの上位125人で21日開幕のザ・バークレイズ(ニュージャージー州)を争い、100人となった2戦目を戦い、3戦目は70人まで絞られる。現在ポイントが22位の松山は3戦目まで出場が確定。上位30人が争うプレーオフ最終戦のツアー選手権(9月11日開幕、米ジョージア州)を視野に「これから5戦でどれくらいポイントを稼いで上位にいけるか楽しみ」と気持ちを高ぶらせている。 

 世界ランキングは出場選手中トップの18位。次に前年覇者リードが26位と続いている。地元テレビ局のスタッフは日本人記者に「ヒデキは英語しゃべれるの?彼はトップランカーだから活躍は期待できるね。インタビューの準備をしておかないと」と質問するなど、地元メディアからも大きな注目を集めていた。だが伸ばし合いが予想される大会でボギーは1つにとどめたものの、5、6メートルのパットを決められずにビッグスコアとはならなかった。

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2014年8月15日のニュース