世界一バド男子にご褒美1000万円!五輪金メダルに相当

[ 2014年5月27日 05:30 ]

トマス杯金メダルを披露するバドミントン男子日本代表メンバー。(前列左から)田児、上田、桃田、遠藤、早川、(後列左から)平田、橋本、園田、佐々木、嘉村

 バドミントンの国・地域別対抗戦、トマス杯(男子)で初優勝、ユーバー杯(女子)で準優勝した日本代表が26日、ニューデリーから成田着の航空機で凱旋した。協会関係者によると特別報奨金を検討中で、五輪に合わせ男子は金メダル相当の1000万円、女子は銀メダル相当の500万円になる見込み。6月8日の評議員会、理事会で正式決定する。

 初の世界一に、“ご褒美”が待っていた。日本男子は25日の決勝で、過去5度の優勝を誇る強豪マレーシアに3―2で競り勝って初優勝。快挙から一夜明け、日本協会の今井茂専務理事は特別報奨金を授与する意向を示した。6月8日の評議員会、理事会に諮るという。選手らは予想以上の快進撃で頂点に立ち、表彰式後は休む間もなくインドを出国するドタバタ帰国となったが、疲労も吹き飛ぶ朗報となった。

 今大会で最も活躍したのが、19歳のホープ桃田賢斗(NTT東日本)だ。2年前の世界ジュニア王者で、今大会は出場5試合全勝。「出た試合で全部勝てて、少しは貢献できたと思う」と胸を張った。準決勝の中国戦では「コートに入っても負ける気はしなかった。第1ゲームは取られたけど、自分が楽しめてプレーできたのが良かった」と、世界ランク6位の選手から金星を奪取した。出発前に前髪に金メッシュを入れ「チャラいと言われた」と苦笑いしたが、見事に金メダルに導いた。次戦は6月10日開幕のヨネックス・オープン・ジャパン(東京体育館)。「個人戦でも注目してほしい」とアピールした。

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2014年5月27日のニュース