錦織代役は8頭身ハーフ 21歳ダニエル太郎をデ杯チェコ戦抜てき

[ 2014年4月3日 05:59 ]

錦織の代わりに初の代表選出となったダニエル太郎

 4日に開幕するテニスの男子国別対抗戦、デ杯ワールドグループ(GS)準々決勝チェコ戦(有明コロシアム)で、世界ランク18位のエース錦織圭(24=日清食品)が左股関節痛で欠場することになった。代替選手には1メートル90の長身で、米国とのハーフのダニエル太郎(21=IMG)が抜てきされた。日本男子初の4強入りへ、急成長を遂げる新星がキーマンとなる。3日に組み合わせ抽選が行われる。

 エースの代役に指名されたのは、1メートル90、8頭身の大型新人だ。ダニエルは米国人の父と日本人の母を持つハーフ。ニューヨークで生まれ、年少期は日本で過ごし、14歳でスペイン・バレンシアに移住。日本語、英語、スペイン語を操る異色の経歴を持つ。

 「僕は緊急で呼ばれた。試合に出られればできるだけのことをやる」。初の日本代表入りとあって、少し緊張した表情で会見場に現れたが、淡々と言葉を発した。初の4強入りが懸かる大一番での抜てきにも「プレッシャーは感じていない。楽しみ」と言ってのけた。

 2月のチリ・オープンでは予選を勝ち上がりツアー初出場を果たした。初戦で4年前の覇者ベルッチ(ブラジル)を下すと、2回戦は第8シードを撃破。8強入りし世界ランクは大会前の226位から190位に上昇した。大柄な体格だが「コンシスタント(一貫している)。ミスらない。相手のミスを誘う」と自負するように安定したプレーが強み。拠点のバレンシアではクレーコートで練習を積み、同6位のフェレール(スペイン)と同じコーチに師事する。

 日本代表の植田実監督は「チリで8強となるなど、トップ100の選手に勝つ力があると認識している」と期待を寄せる。3月28日に錦織がソニー・オープン準決勝を棄権した際に、補欠として代表入りを打診。「錦織の代わりになる選手という観点で指名した」とシングルスでの起用の可能性も示唆した。

 「初めての団体戦。日本人として代表でプレーすることで、これからの自分のための良い経験になると思う」とダニエル。大黒柱の錦織に代わり、あどけなさが残る長髪の21歳が日本の切り札となる。

 ◆ダニエル 太郎(たろう)1993年(平5)1月27日、米国ニューヨーク生まれの21歳。年少期は日本で過ごし、7歳でテニスを始める。父の仕事の都合でスペインに移住。10年にプロ転向し、今年2月のチリ・オープンでツアー初参戦、初勝利を挙げて8強入り。世界ランキング190位。1メートル90、76キロ。

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