貴乃花理事が執行部入り 公益法人移行後の新職務

[ 2014年4月3日 20:13 ]

協会本部付理事に就任した貴乃花親方

 日本相撲協会は3日、東京・両国国技館で理事会と年寄総会を開き、公益財団法人移行後に再任した北の湖理事長(元横綱)の体制下で最初の職務を決め、旧法人から合わせて3期目の貴乃花理事(元横綱)がファンサービスなどを担当する総合企画部長に就任し、41歳の若さで執行部入りした。

 監察委員長や生活指導部長なども兼任する貴乃花理事は記者会見で「お客さまがいて興行が成立する。ファンのことを第一に考えたい」と話した。相撲協会に常勤する執行部は理事長以下6人体制で運営の中核を担う。

 大相撲の東京開催場所の責任者で、協会ナンバー2の事業部長には八角理事(元横綱北勝海)が就いた。新理事の出来山親方(元関脇出羽の花)は広報部長に、同じく新理事の松ケ根親方(元大関若嶋津)は九州場所担当部長に起用された。

 伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)、尾車巡業部長(元大関琴風)、名古屋場所担当の千賀ノ浦部長(元関脇舛田山)は留任。理事に復帰した友綱親方(元関脇魁輝)は教習所長、鏡山理事(元関脇多賀竜)は春場所担当部長になった。

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2014年4月3日のニュース