朴仁妃メジャー2連勝 藍15位、有村は崩れて33位

[ 2013年6月10日 08:27 ]

最終ラウンド、8番でラインを読む宮里藍。通算イーブンパーで15位となった

 女子ゴルフのメジャー第2戦、全米女子プロ選手権は9日、ニューヨーク州ピッツフォードのローカストヒルCC(パー72)で第3ラウンドと最終ラウンドの計36ホールを行い、世界ランキング1位の24歳、朴仁妃(韓国)が優勝し、賞金33万7500ドル(約3300万円)を獲得した。メジャー大会2連勝で通算3勝目、ツアー通算7勝目。

 2位から出た朴仁妃は68、75で回って通算5アンダーの283で43歳のカトリオナ・マシュー(英国)と並び、プレーオフを3ホール目で制した。メジャー大会は韓国勢4連勝で、台湾と中国を含めたアジア勢連勝は9に伸びた。1打差の3位はスサン・ペテルセン(ノルウェー)とモーガン・プレッセル(米国)。

 60位で予選を通過した宮里藍は66、73で回り通算イーブンパーで15位だった。47位から第3ラウンドに臨んだ宮里美香は71、72で3オーバーの22位。12位から上位を狙った有村智恵は73、77と崩れて5オーバーの33位、上原彩子は7オーバーの44位に終わった。

 上田桃子と片平光紀は8日に予選落ちした。大会は雨で開幕が1日遅れ、最終日に決勝の2ラウンドを行った。

 ▼朴仁妃の話 ティーショットをフェアウエーに打てず、本当にタフな一日だった。あれだけ悪いショットでプレーオフに残れたのは幸運だった。最後まで諦めなかったから勝てたと思う。ここでメジャーに勝てたのは本当にうれしい。

 ▼宮里藍の話 自分のゲームを組み立てることができた。体力的にも精神的にも余裕があった。欲を言えば、あと二つ伸ばしてトップ10に入りたかったが、いい内容の2ラウンドだった。次のメジャー大会も頑張りたい。

 ▼宮里美香の話 (最終ラウンドの)最後の9ホールはきつかった。正直もう少しいけたかなというのはあるけれど、その中でいいプレーはできたと思う。初日の5オーバーがあとあと響いた。次のメジャーではいいスタートを切りたい。

 ▼有村智恵の話 最後の18ホールでたくさん落としてしまい残念。スコアを出しやすいコースコンディションだったので言い訳できない。勝負どころのパットとショットなど、多くの課題をもらった。

 ▼上原彩子の話 もうちょっと頑張りたかったので結果は残念。でも今の実力が7オーバーとしっかり受け止めたい。課題はラインの読み。ゴルフの調子自体はいいので、自信をもってプレーして次につなげていきたい。(共同)

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