地元フランスのツォンガ フェデラーに完勝4強入り

[ 2013年6月6日 06:00 ]

男子シングルス準々決勝でリターンするジョーウィルフリード・ツォンガ

テニス全仏オープン第10日

(6月4日 パリ・ローランギャロス)
 4日の男子シングルス準々決勝では第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第6シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)に5―7、3―6、3―6で敗れる波乱があった。

 ボクサーのムハマド・アリ(米国)似で「テニス界のアリ」の異名を持つツォンガがフェデラーに完勝した。地元ファンの前で初のベスト4入りを果たし「この日のために毎日練習してきた。その成果が出た」と喜びをかみしめた。元王者を倒したのは1メートル88、91キロの“ヘビー級”の体から繰り出すパワフルショットだった。6―5の第1セット第12ゲーム。4度目のセットポイントで、ツォンガの強打に押されたフェデラーのフォアがラインを越えた。この流れで第2、第3セットも押し切った。

 男子でフランス勢の優勝は83年のヤニック・ノアが最後。「みんなが自分に求めていることは分かっている」と30年ぶりの期待を大きな体で受け止めていた。

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2013年6月6日のニュース