北京五輪セーリング選手 自身の競技で賭けて処分

[ 2012年12月5日 09:03 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は4日、ローザンヌで理事会を開き、2008年北京五輪で自身の競技で賭けをしたセーリング男子スター級のピーター・オリアリー(アイルランド)を警告処分とした。倫理規定に反し、優勝した英国ペアに300ユーロ(約3万2千円)を賭け、自国の賭け屋から3600ユーロ(約38万5千円)を得たという。

 ただIOC倫理委員会はオリアリーが最終レース進出を逃しており、最終結果に影響を与えた可能性はないと判断。また当時はスポーツ賭博に対する問題意識も浸透していなかったことを考慮し、警告にとどめた。

 IOCはロンドン五輪から、賭けに絡んだ選手の不正行為に対する取り締まりを強化している。(共同)

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2012年12月5日のニュース