宮里聖志&優作 強風味方に初開催の地元Vへ闘志

[ 2012年10月11日 06:00 ]

ジュニアゴルファー育成交流会で子供たちのスイングを見る青木功と宮里聖志・優作(左から)

男子ゴルフ 日本オープン選手権

(沖縄・那覇ゴルフ倶楽部 7176ヤード、パー71)
 本土復帰40周年に合わせて、沖縄県で初めて開催されるナショナルオープンが11日に開幕する。強風が吹く難コースで、地元出身の宮里聖志(35=大和地所)と優作(32=フリー)の兄弟がひそかな闘志を燃やしている。

 那覇GCの近くでは風力発電の巨大な風車が回っている。それほど、強い風が吹く。大会前日は聖志、優作と2人そろってラウンド。地元出身らしく、うまく風に乗せる場面が目立ち、一緒に回った小田孔を「やっぱ違うわ」とうならせた。

 兄の聖志が「(風が)吹けば吹くほどいい」と歓迎すれば、弟の優作は「風の読み、距離の出し方は慣れているところもある」。風が吹けば自分が有利といわんばかりだ。

 初の沖縄開催。地元も熱が入る。4日間通しの前売り券は9300冊が売れており、ボランティアは通常のトーナメントの1・5倍近い、のべ1200人が参加する。

 プロ唯一の勝利がこのコースで開催された04年アジア・ジャパン沖縄オープンという聖志は「相性はいいに違いない。いい意味で勘違いしたい」と気合を入れる。優作も「(石川)遼と同組はギャラリーがつくので楽しめる」と発奮。県民の期待を背負い宮里兄弟がビッグトーナメントに挑む。

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2012年10月11日のニュース