錦織 2回戦で逆転負け 右足首痛で試合中治療も検査へ

[ 2012年10月11日 06:00 ]

右足首痛に顔をしかめる錦織

男子テニス マスターズ上海大会

(10月10日 上海)
 前週の楽天ジャパン・オープンで初優勝し、最新世界ランキングが自己最高の15位に上がった第14シードの錦織圭(日清食品)はシングルス2回戦で世界ランク22位のサム・クエリー(米国)に6―2、1―6、4―6で逆転負けした。錦織は第1セットを先取したが、このセットの終盤に右足の痛みを訴えて治療を受けてから動きが鈍り、第2セットを落とした。第3セットは4―1とリードしたものの、第6ゲームから5ゲーム連続で奪われた。

 プレー中に顔をしかめ、記者会見では青ざめていた。前週にツアー2勝目を飾り、勢いに乗っていたはずの錦織が2回戦で敗退。試合後、右足首痛を抱えていたことを打ち明けた。

 ツアーで過去1勝2敗と苦手のクエリーに対し、第1セットの第1ゲームをいきなりブレーク。主導権を握り、5―2としたところで右足首が悲鳴を上げた。試合を中断してマッサージを受けたが、持ち味の軽快なフットワークが影を潜めた。左膝にも痛みを抱えた満身創痍(そうい)の日本のエースは「歩くのは大丈夫だが、動くとなると…。かなりの痛みがある」と嘆いた。次戦は22日からのスイス室内(バーゼル)を予定するが、近く検査を受けて判断するという。昨年は準優勝した思い出の大会だけに「やりたい気持ちもある」と話した。

続きを表示

2012年10月11日のニュース