ロンドン銀の杉本「何もかもが勉強」 大相撲・錣山部屋と交流

[ 2012年10月11日 16:38 ]

 ロンドン五輪柔道女子78キロ超級銀メダルの杉本美香が所属するコマツ女子柔道部が11日、東京都江東区にある大相撲の錣山部屋で朝稽古を見学し、杉本は「体の使い方など何もかもが勉強になった」と間近で見た力士の激しいぶつかり合いに感心した。

 杉本や世界選手権48キロ級2連覇の浅見八瑠奈ら部員10人は早朝から部屋を訪れ、師匠の錣山親方(元関脇寺尾)の厳しい指導ぶりや幕内豊真将の力感あふれるてっぽうなどに目を見張った。

 初めて相撲の稽古を見たという杉本は「親方がお弟子さんの一人一人に声を掛ける指導法も素晴らしい。本当にためになる」と話し、浅見は「ものすごい迫力に圧倒された」と驚いた。

 松岡義之監督は「稽古に対する姿勢や礼儀作法など大いに参考になった。同じ格闘技を生で見ることで、選手たちは何かを感じてほしい」と効果に期待した。

 稽古後はちゃんこ鍋を振る舞い、記念撮影に応じた錣山親方は「柔道と違って相撲は体重無差別の競技だから面白かったと思う。うちの部屋でよければいつでも見に来てほしい」と交流に目を細めていた。

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2012年10月11日のニュース