ボルト来日会見「別の種目でも偉業を」新たな挑戦に含み

来日記者会見する陸上男子短距離のウサイン・ボルト

　ロンドン五輪の陸上男子１００メートル、２００メートル、４００メートルリレーで２大会連続の３冠に輝いたウサイン・ボルト（ジャマイカ）が１０日、東京都内で記者会見し「別の種目で別の偉業を成し遂げたいという気持ちもある。このオフの決断を楽しみにしてほしい」と新たな挑戦に含みを持たせた。

　２６歳のボルトは９日に来日。２０１６年リオデジャネイロ五輪に向けて４００メートルや走り幅跳びに取り組む可能性を指摘されてきたが「４００メートルには出るつもりはない」と明言した。８日の英ＰＡ通信の報道では、五輪３大会連続の３冠獲得に集中する考えを示した。

　大会前には不振に陥りながらも偉業を達成したロンドン五輪を振り返り「ジャマイカに戻って自分が成し遂げたことを思い返し、感情的になって涙を流したこともあった」と明かした。