ボルト“ロンドン”には及ばずも200メートル貫禄V

[ 2012年8月25日 06:00 ]

ローザンヌ国際の男子200メートルで優勝し、ファンの声援に応えるボルト

 陸上のダイヤモンド・リーグ第11戦が23日にスイス・ローザンヌで行われ、ロンドン五輪で2大会連続の短距離3冠を達成したウサイン・ボルト(26=ジャマイカ)が男子200メートルで19秒58をマークして優勝。自身の世界記録(19秒19)とロンドン五輪の優勝タイム(19秒32)には及ばなかったが、2位チュランディ・マルティナ(28=オランダ領アンティル)に0秒27差をつけて貫禄を示した。

 男子100メートルではロンドン五輪の銀メダリスト、ヨハン・ブレーク(22=ジャマイカ)が1・4メートルの追い風を味方にして快走。「猛練習の成果が出た」と世界歴代2位に並ぶ自己ベストの9秒69で1位となった。その2位の記録を持っていたタイソン・ゲイ(30=米国)が9秒83で2位。ブレークの昨年までの自己ベストは9秒82だったが、今年になって9秒75を2度マークしており、9秒58の世界記録を持つボルトは「きょうはさらにいいタイムを出すと思っていた」とライバルの急成長に舌を巻いていた。

 なお女子100メートルではカーメリタ・ジーター(32=米国)がシェリーアン・フレーザープライス(25=ジャマイカ)と10秒86の同タイムながら写真判定で1位となった。

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2012年8月25日のニュース