武藤 グリップ替え連日ノーボギー!ガッチリ堅首

[ 2012年8月18日 06:00 ]

第2日、通算13アンダーで単独首位の武藤俊憲

男子ゴルフツアー 関西オープン第2日

(8月17日 大阪府堺市 泉ケ丘カントリークラブ=6929ヤード、パー71)
 ツアー4勝の武藤俊憲(34=赤城CC)が6アンダーの65をマークし、通算13アンダーで2位に2打差を付けて首位を守った。今週からグリップを丸型に替えたパターがさえ、2日連続のボギーなしと抜群の安定感を示している。薗田峻輔(22=フリー)は後半に盛り返して通算11アンダーで2位キープ。アマチュアの鍋谷太一(16=大阪学芸1年)が65を出し、18位で予選を突破した。
【第2R成績】

 今週からパターのグリップを替えた武藤はパットがさえ、2日連続のノーボギー。がっちりと首位を守り「ボギーを打ちたくないから頑張りました」と納得の表情だ。

 出だしの10番で2メートル、11番で3メートルのパーパットを沈めて流れに乗った。この日奪ったバーディー6個は全て2メートル以内。照りつける太陽の下でも集中力を切らさず、チャンスを確実に決めた。

 67位に終わったブリヂストン招待の帰りの機内にヒントは隠されていた。ビデオ放送のなかに4位に入った昨年のKBCオーガスタの映像が入っていた。チェックのため見直してみると、パットの悪い癖を発見。重圧がかかる場面で「首が縮まり、肩が上がっていた」という。それを直すために、今週から丸型グリップを導入。パターのグリップは表面が平らになっているものが多いが、円形にすることで「ショットと同じように」と、スムーズな動きにつながった。

 自分に合った道具を選ぶのもプロの必要な資質とばかりに、武藤は「F1じゃないですけど、いいマシンに乗るのも技術」と表現する。信頼のパターを手に、ゴールまで突っ走る。

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2012年8月18日のニュース