10点差追いついた!ジェームズ躍動、ヒート2勝目

[ 2012年6月19日 06:00 ]

チームを勝利に導いたジェームズ

 NBAファイナルの第3戦が17日、マイアミで行われ、ヒートがサンダーを91―85で下して2勝1敗。第3Q途中で一時10点を追う展開となったが、レブロン・ジェームズ(27)を中心とする主力選手が攻守両面で踏ん張って試合をひっくり返した。サンダーは粘ったもののミスが多く最後は自滅。第3Qの残り5分41秒で4個目の反則を犯したケビン・デュラント(23)がベンチに下がっている間に、流れが一気に変わってしまった。

 ヒートは地元2万人のファンの声援を浴びて第4Qに奮起。4分すぎに1点をリードされたが、ジェームズのフリースローを皮切りに連続8点を奪って再逆転。残り1分30秒で1点差に詰め寄られると、今度はボッシュとウェイドがフリースローを2本とも成功させて引き離した。29得点14リバウンドを挙げたジェームズは「どこで相手を止めないといけないのかを全員が見極めていた」と納得の表情。しかし、昨年のファイナル(対マーベリクス)では2勝1敗から3連敗を喫して敗退しただけに笑顔はなく、ボッシュも「あの悔しさは忘れない。それを毎日思い出しながら今、戦っている」と気持ちを引き締めていた。

 ≪06年の再現狙う≫ヒートは地元で3連勝すれば優勝だが、現行システム(85年以来)のファイナルでホーム3連勝を飾ったのは過去2回。そのうちの1チームが06年のヒート。

 ≪最多記録にあと2≫ジェームズは今プレーオフの全20試合で20得点以上をマーク。プレーオフ20得点以上の最多試合は06年のウェイド(ヒート=22回)で、この記録にあと2と迫った。

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2012年6月19日のニュース