原、日本ハム・稲葉の金言胸に1差4位スタート

[ 2012年4月28日 06:00 ]

18番、傘をさしてグリーンへ向かう原

女子ゴルフツアー サイバーエージェント・レディース第1日

(4月27日 千葉・鶴舞CC=6400ヤード、パー72)
 原江里菜(24=フリー)は6位に入った先週とスコアも成績も同じ、3アンダーの4位スタートとなった。

 「ショットは30点ぐらいのひどい出来。でも次のショットへの神経の使い方は100点だったかな」。その象徴が8番パー5。左に曲げた1打目は木に当たってラフまで戻り、右に曲げた2打目もフェアウエーに跳ね返ってきた。そんな幸運をきっちり生かしてパーセーブ。「どうしてミスしたかを考えるより、次にどうするかを考えた」と素早い切り替えでピンチを切り抜けた。

 開幕前の25日にはプロ野球の日本ハム―ロッテ戦を観戦し、同じマネジメント事務所の日本ハム・稲葉外野手を激励した。原にとって稲葉は貴重なアドバイスをくれた恩人でもある。スランプに苦しんでいた2年前、周囲からは「いろいろ考えすぎだからゴルフが楽しくないんだよ」と言われていたが、「考えずに一流になったアスリートはいない。だから今のままでいい」と助言された。その言葉があるからこそスランプを乗り越えた今の姿がある。稲葉は26日の試合で2000安打に王手をかけた。原も負けじと優勝を目指していく。

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2012年4月28日のニュース