室伏、ロンドン五輪後も現役続行「一番充実」

[ 2012年4月28日 06:00 ]

練習拠点の米カリフォルニア州サンノゼで調整する室伏

 陸上男子ハンマー投げの室伏広治(37=ミズノ)が26日、練習拠点の米カリフォルニア州サンノゼで会見し、ロンドン五輪後の現役続行を宣言した。

 「(来年の)モスクワの世界選手権には出たいと思っている」と13年世界選手権出場に意欲を示した。ロンドン五輪を競技人生の集大成と捉える見方が強かったが、あっさり覆した。「次の(リオデジャネイロ)五輪はまだ考えていない」と4年後までの競技続行は明言しなかったが、その可能性も出てきた。

 37歳で出場するロンドン五輪に向けても「より深く競技が分かっている中で出場できる。一番充実している。わくわくする」と意欲を口にした。

 この日は大学構内の施設で約1時間半の練習を公開。気持ちよさそうに12回投げた。「自分のペースでのんびり練習できている」。調整は順調で6月の日本選手権で仕上がりを確認する予定だ。「コンスタントに80メートル投げられる力をつけることが大事。それができればメダルが引き寄せられる」。04年アテネ五輪以来の金メダル獲得へ青写真は出来上がっている。

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