放駒理事長が退任会見「公益認定に向け道筋付けられた」

[ 2012年1月27日 18:09 ]

退任を前に記者会見する日本相撲協会の放駒理事長

 来年2月に日本相撲協会の定年(65歳)を迎えるため、30日の役員改選に伴って退任する放駒理事長(元大関魁傑)が27日、東京・両国国技館で記者会見し「(八百長問題で)目の前が真っ暗になったこともあったが、公益(財団法人)認定に向けた道筋は付けられた」と、時折笑みを見せて振り返った。

 一昨年8月、野球賭博問題の引責などで辞任した武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)の後を受けて急きょ就任。昨年2月には八百長問題が発覚し、不祥事では初の本場所(春場所)中止を決断した。難局の連続だった約1年半は「時間に追われるような感じだった」と言う。

 在任中の最大のテーマは公益財団法人認定に向けた道筋づくりで、前日には組織改革の工程表を文部科学省に提出した。「公益認定への課題はたくさん残っているが、後の方に頑張ってもらいたい」と話した。

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2012年1月27日のニュース