水球 男女とも五輪ならず…男子はカザフスタンに惜敗

[ 2012年1月27日 06:00 ]

<水球アジア選手権 日本・カザフスタン>第4ピリオド、青柳(後方)のシュートはカザフスタンのディフェンスに阻まれる

 ロンドン五輪出場権を懸けた水球のアジア選手権第3日は26日、千葉県国際総合水泳場で行われ、4チーム総当たりの男子は日本がカザフスタンに4―6で敗れ、今大会での出場権獲得を逃した。また、3チーム総当たりの女子では、日本は中国に6―18で完敗し2連敗で最下位に終わった。日本水連は男女とも4月の世界最終予選に代表を派遣しない方針で、水球で日本の五輪出場は絶望的となった。

 4度目の五輪予選出場となった主将の青柳が「今までで一番強い」と公言し大きな自信を持って臨んだ今大会。だが、84年ロサンゼルス大会以来28年ぶりとなる五輪舞台への扉は、またしても固く閉ざされたままだった。

 第1ピリオドで先制してから、リードしては追いつかれる展開。だが、相手が退水した際の数的優位にも得点を決められず、第3ピリオドで3―4と初めてリードを許すと、結局は2点差をつけられた。きょう27日の中国戦に勝ち、カザフスタンがクウェートに負ければ勝ち点で並ぶが、直接対決でカザフスタンが上回るため今大会での出場権獲得はならなかった。「五輪に行くにはまだ全てが足りない」と1得点に終わった青柳。「五輪出場までは引退しないで頑張っていきたい」と35歳となる次回五輪予選までの現役続行を口にした。この日、スタンドには2896人と超満員の大観衆。ポセイドンジャパンの挑戦はまだ終わらない。

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