棟田選手らが柔道教室!中学生に背負い投げ決められる

[ 2011年10月1日 18:14 ]

 柔道を通して被災地の子どもたちを元気づけようと、世界柔道選手権金メダリストの棟田康幸選手ら警視庁に所属する柔道選手たちが1日、岩手県宮古市の市立宮古第二中学校で柔道教室を開催した。トップ選手の指導に、子どもらも熱心に稽古に打ち込んだ。

 5歳から高校3年までの65人が参加。選手らは子ども一人一人と乱取りをし、世界選手権で2度優勝している棟田選手が男子中学生に背負い投げを決められると、拍手と歓声が上がった。

 市内の仮設住宅に暮らす宮古小5年鳥居瑞材君(11)は「憧れていた棟田選手に技を教えてもらえてうれしい。8月の全国大会は1回戦で負けてしまったけど、次は勝てるように強くなりたい」と意気込んでいた。

 棟田選手は「道場で練習ができない状況でも、腕立て伏せをしたり走ったりして、地道にがんばってほしい」と子どもらにエールを送った。

続きを表示

2011年10月1日のニュース