「夢をあきらめないで」北島 被災地の子どもに水泳指導

[ 2011年10月1日 16:38 ]

東日本大震災で被災した子どもたちに、水泳の技術指導をする北島康介

 競泳男子平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介(日本コカ・コーラ)が1日、宮城県登米市のプールを訪れ、東日本大震災で被災した同県気仙沼市や石巻市、登米市のスイミングスクールに通っていた子どもたち約50人を招いた水泳教室を開いた。

 5月に続いて2度目の被災地訪問となった北島はトークショーで「水泳は我慢、忍耐のスポーツ。大きな目標ばかり見ず、目の前に小さな目標をつくることで、大きな目標に近づいていく」などと語り、その後はプールに入って約1時間、技術指導を行った。

 北島は「元気な姿や真剣なまなざしは僕の胸に突き刺さった。あきらめないで自分の夢に向かってほしい」と交流を楽しんだ様子。通っていたスイミングスクールが損壊した気仙沼中1年の脇坂健也君(13)は「世界で活躍している選手と一緒に泳げてうれしかった」と目を輝かせた。

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