広がるメダル獲得の可能性 課題はカットマン対策

[ 2011年5月17日 06:00 ]

 過去の五輪に比べ、ロンドンでは日本勢のメダル獲得の可能性は広がった。今回からシングルスの出場選手は各国2人までに制限。世界ランキングの上位7選手中6人を占める中国も例外なく出場できるのは2人に限られる。北京五輪時のようなメダル独占の可能性はなくなった。

 ランキング上位の石川と福原の2人は五輪でも“シード圏内”にいる。女子日本代表の村上監督は「これで4、5番手になったが、五輪までに第3、4シードになれば面白い」。第4シードまでを確保すれば、準決勝まで中国人とは当たらない。仮に準決勝で負けても3位決定戦を日本人同士で戦える可能性もある。

 福原は課題について「監督も言っていますが、今は4人に1人がカットマンの時代」と苦手のカットマン対策を挙げた。対策として力のある男子コーチと練習させるプランもある。

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2011年5月17日のニュース