釜石のオーストラリア人選手ら豪大使館訪問 信念貫いたと賞賛

[ 2011年5月17日 20:47 ]

 東日本大震災で被災した岩手県釜石市に本拠を置くラグビーのクラブチーム「釜石シーウェイブス」に所属し、被災地でボランティア活動など積極的な復興支援を行ってきたオーストラリア人選手ら2人が17日、オーストラリア大使館(東京都港区)を訪問した。

 マクレーン駐日大使は「『日本の仲間を残していけない』と、自分の信念を貫いて支援した」と選手の活動を称賛した。

 スコット・ファーディー選手は「釜石を再建して、またラグビーをしたいという思いでみんな頑張っている」と表明。「日本の人々が自分を仲間として受け入れてくれている」ため、被災地にとどまって支援活動を行うことに迷いはなかったと述べた。

 ラグビーのオーストラリア代表の元主将ジョン・イールズ氏も駆け付け「(選手らの活動を通じて)日本とオーストラリアの素晴らしい絆ができたと感じている」と話した。

続きを表示

2011年5月17日のニュース