自殺?事故?他殺?ワンジルさん“不倫”転落死

[ 2011年5月17日 06:00 ]

北京五輪の男子マラソンで、金メダルを獲得したケニアのサムエル・ワンジル選手=2008年8月、国家体育場
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 北京五輪の男子マラソンでケニア初の金メダルを獲得したサムエル・ワンジルさんが15日、死亡した。24歳だった。

 16日に公表されたもので、ケニアの首都ナイロビの北西150キロにあるニャフルルの自宅バルコニーから転落して全身を強打。捜査関係者の話を総合すると“三角関係”のもつれが引き金になった。仙台育英高に留学し日本で活躍した金メダリストの早すぎる死は世界に大きな衝撃を与えた。

 マラソン界のプリンスが思いもよらぬ形で亡くなった。現地の報道などによると、寝室に愛人といたところを午後11時半に帰ってきたトリーザ・ヌジェリ夫人に見つかり、部屋に鍵を掛けられたために高さ約5メートルのバルコニーから外に飛び出したとされている。

 しかし、AP通信は「酒に酔ったワンジルさんと愛人が夫人と口論したあとすぐに自殺を図った」という捜査関係者の話と「家を出て行く夫人を止めるためにバルコニーから飛び降りた」という別の関係者の話を伝えており、情報は錯そうしている。さらにナイロビ・スター紙は夫人と同伴のボディーガードがいったん逮捕されて保釈されていたと報道。事故と自殺に加え、鼻や口から出血していたため他殺の可能性も浮上している。

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