八百長問題の影響大 新弟子受検者最少 全盛期の4分の1以下

[ 2011年3月3日 17:53 ]

 日本相撲協会は3日、東京・両国国技館で5日に実施される新弟子検査の受検申し込みを締め切り、体の小さい希望者を対象に行った2月15日の体力検査を通過した6人と合わせ、受検者数は36人にとどまった。

 今年は八百長問題で3月の春場所が中止となったが、春場所前のこの時期の新弟子検査受検者数としては、義務教育修了が受検資格として定着した1973年以降で最少だった2009年の41人を下回るワースト記録となった。

 春場所前の新弟子検査は卒業シーズンと重なり、1年で最も受検者数が多い。92年には過去最多の160人が新弟子検査を受けた。昨年の52人より16人減った背景には、八百長問題の影響もあるとみられる。

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2011年3月3日のニュース