力士と相撲協会が意見交換 運転許可などの要望認めず

[ 2011年2月1日 18:24 ]

 日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)ら幹部と、横綱白鵬ら十両以上の関取で構成する力士会が1日、東京・両国国技館で初の意見交換会を開いた。相撲協会の二所ノ関広報部長(元関脇金剛)によると、車の運転許可や、本場所でのけがに対する公傷制度の復活を求める力士会からの要望は認められなかった。

 野球賭博関与で解雇された元大関琴光喜の田宮啓司氏が断髪式を行う場合、相撲協会は両国国技館の使用を許可できないが、それ以外の場所では関取衆は自由に参加できるとした。

 放駒理事長は夜の外出時の行動や、立ち合いの際に多発する待ったについて注意した。

 意見交換会は、昨年8月の力士会で開催を要望する声が出たのに対し、協会側が応じて実現した。力士会会長の白鵬は「(開催は)ありがたいこと。われわれも強い自覚と責任を持つことが大事だ」と話した。

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2011年2月1日のニュース