白鵬 冷や汗勝利…風邪で「疲れていた」

[ 2011年1月18日 06:00 ]

<初場所9日目>豊真将にいなされ体勢を大きく崩した白鵬だが土俵際で踏ん張る

大相撲初場所9日目


両国国技館)
 優勝争いをリードする横綱が、平幕の豊真将に冷や汗をかかされた。立ち合いから突き放していき、右上手を取って万全の体勢に持ち込んだように思われた。しかし上手を切られ、いなされると完全に体が泳いで土俵際に詰まった。それでも横から迫る豊真将を右からの突き落としで仕留め全勝を守った。

 「まあ疲れていたということでしょう。努力した人にしか運はない。あらためて実感しました。ドキリとした?そりゃあ、もう。横から攻められているわけですから」。風邪をひいて、熱こそないものの鼻づまりの症状が出ているという。回復には体を休めるのが一番だが、土俵勘を失わないために毎朝稽古場に下りて体を動かしている。師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)も「稽古場に出てくるのはいいこと」と努力の積み重ねを認めていた。

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2011年1月18日のニュース