優勝しかない遼くん “パー3ホール”攻略がカギ

[ 2010年11月30日 15:55 ]

 男子ゴルフツアーの今季最終戦、日本シリーズJTカップは12月2日に東京よみうりCCで開幕し、金庚泰(韓国)と石川遼、池田勇太による賞金王争いが決着する。30日は3人がいずれも会場に入り、“最終決戦”への調整に励んだ。

 ここまで約1億7612万円を稼いだ首位、金庚泰を石川は約2883万円差、池田は約3606万円差で追う。2人はともに優勝賞金4千万円を獲得することが、賞金王への最低条件だ。

 2年連続賞金王を目指す石川はこの大会で2年前に5位に入ったものの、昨年は19位。特定のパー3のホールで4日間を通して苦戦する傾向がある。ただ、前週からショットは好調を維持。持ち前の爆発力を発揮する可能性は秘めている。

 池田もショットの調子は良さそうだ。優勝を争った前週は、得意のアイアンでバーディーチャンスを量産した。自身初の賞金王とツアー史上10人目の年間5勝へ、好機を生かすパットの精度が鍵となりそうだ。

 金庚泰が優位であることには間違いない。たとえ石川が優勝しても単独2位か、2人までの2位タイで、池田の優勝に対しては単独8位でもリードを守れる。昨年はプレーオフに敗れての2位と、コースとも好相性。高精度のショット、パットの調子を保てば、韓国選手として初の賞金王となる可能性は高い。

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2010年11月30日のニュース