白鵬 連勝51に伸ばす!「父に並びたい」

[ 2010年9月15日 18:43 ]

白鵬が上手投げで豊真将を下す

 大相撲秋場所4日目は15日、両国国技館で行われ、横綱白鵬は平幕豊真将を上手投げで下し、昭和以降3位の連勝記録を51に伸ばした。千代の富士(現九重親方)が持つ同2位の53連勝まであと2。大関陣も安泰だった。琴欧洲が栃ノ心を寄り切って4連勝。幕内出場が史上2位に並ぶ1378回となった魁皇は、日馬富士とともに連敗を免れ3勝目を挙げた。把瑠都も3勝1敗。勝ちっ放しは白鵬、琴欧洲、平幕嘉風の3人になった。関脇栃煌山は3勝目を挙げ、関脇阿覧は初日を出した。

 白鵬が豊真将にもろ差しを許して後退すると、館内が沸いた。しかし、白星街道をひた走る横綱は「一瞬(相手が土俵を)出たと思って力が抜けた。遊んだということにしましょう」と涼しい顔。最後は豪快な右上手投げで相手を裏返しにした。
 昭和以降2位の千代の富士の53連勝まであと2となったが、白鵬は「その前に、お父さんのナーダム(モンゴルのスポーツの祭典)での52連勝がある。それに並びたい。お父さんの偉大さをあらためて感じる」と、モンゴル相撲の元横綱だった父ムンフバトさんの記録を意識していた。

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2010年9月15日のニュース