日本勢全滅…森田、ダブルス敗退も「前向きに」

[ 2010年6月26日 06:00 ]

女子ダブルス2回戦でユリア・ゲルゲス、アグネシュ・サバイ組(左側)に敗れた森田あゆみ(右端)、張凱貞組

 ウィンブルドン選手権第5日は25日、英ロンドン・オールイングランドクラブで行われ、女子シングルス3回戦で元世界ランク1位のジュスティーヌ・エナン(28)とキム・クライシュテルス(27)のベルギー勢がストレート勝ちし、4回戦で対決することになった。男子シングルス1回戦で11時間5分の史上最長試合を3日がかりで制したジョン・イスナー(25)は2回戦でティエモ・デバッカー(22)に74分でストレート負け。女子シングルス2回戦で森田あゆみ(20)と奈良くるみ(18)が敗退し、森田は25日の女子ダブルス2回戦も負けたため、日本勢は姿を消した。

 森田は女子シングルス2回戦で昨年の全仏4強のチブルコバに逆転負け。「自分の方が(要所で)引いてプレーをしてしまった」と反省を口にした。最終セットは3―1でリードしたが、5―5の第11ゲームでサーブが決まらなかった。張凱貞(19)と組んだ女子ダブルス2回戦もストレート負けしたが、今大会で4大大会9度目の挑戦にしてシングルス初勝利。「前向きに頑張り続けたい」とさらなる成長を誓った。

 <奈良、アジア女王に完敗>奈良がアジアの女王の壁にはね返された。女子シングルス2回戦で世界ランク12位の李娜にストレート負け。「自分に有利なはずの状況でも、1本で自分が不利に立たされた。全体的に押されていた」と世界トップとの戦いを振り返った。それでも全仏、ウィンブルドンと4大大会で2戦連続予選を突破しての本大会出場は立派。「いつかトップの選手にも勝たないと上には行けない」。18歳の世界への挑戦は始まったばかりだ。

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2010年6月26日のニュース