初の長崎 遼くん“らしいゴルフ”で自己紹介

[ 2010年5月13日 20:24 ]

第1日、1アンダーで17位スタートとなった石川遼

 【日本プロ選手権】第1ラウンドでは大会史上最多の観衆を集めた。最大の理由だった昨季の賞金王は「長崎のみなさんに、これが石川遼ですと自己紹介した感じ。僕らしいゴルフだった」と笑った。5ボギーをたたいたが、バーディーも六つ。終わってみれば1アンダーの17位と、上々の位置につけた。

 折り返し直後に3連続ボギー。カップに届かないパットが多いと反省し、ここから踏ん張ったのが「大きかった」という。4番では3メートルを強いタッチで沈めてこぶしを握り締め、5番(パー3)は好調のティーショットを1メートルに寄せて連続バーディー。観衆がグリーンに近づけない8番では、バーディーパットを決めるとファンがいるティーグラウンドに向き直り、両腕を挙げるちゃめっ気も見せた。
 平日にもかかわらず石川がスタートした10番ティーは黒山の人だかり。2日の中日クラウンズ最終日にツアー最少スコアの58をマークして度肝を抜いた18歳に、視線は注がれた。「あまりに観衆が多く、異様な雰囲気で緊張した」と言うが、バーディーの数だけならこの日のトップ。ミスをしてもひるまず、それを取り戻して期待に応えたラウンドを「自分の中ではいいゴルフ」と振り返った。

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2010年5月13日のニュース