やったぞ藍！米女子ツアー開幕２連勝！

２周連続優勝を果たした宮里藍

藍スマイル満開「疲れた。でも得た自信は数倍大きい」

宮里藍、開幕連勝の快挙　もう夢ではない「最優秀選手」

　米女子プロゴルフツアーの今季第２戦、ＨＳＢＣチャンピオンズ最終日は２８日、シンガポールのタナメラＣＣ（パー７２）で行われ、前日首位タイの宮里藍（２４）が通算１０アンダーの２７８で開幕戦のホンダＬＰＧＡに続く２週連続優勝、ツアー通算３勝目を挙げた。
　日本選手の２大会連続優勝は史上初で、年間２勝以上は１９９９年の福嶋晃子以来、岡本綾子、小林浩美と合わせ４人となった。米女子プロゴルフ協会（ＬＰＧＡ）によれば、米ツアーでの開幕戦からの連勝は１９６６年のマリリン・スミス（米国）以来４４年ぶり。
　宮里は米ツアー本格参戦５年目の今季、目標とする最優秀選手賞と賞金女王獲得に向けて最高のスタートを切った。４月のメジャー第１戦、クラフト・ナビスコ選手権に、７７年全米女子プロ選手権での樋口久子以来日本人２人目となるメジャー制覇の期待もかかる。
　２打差の２位はクリスティ・カー（米国）。その他の日本勢は、横峯さくらが５アンダーの９位に上がり、前日３位の上田桃子は４アンダーの１５位に終わった。宮里美香は３アンダーの１９位、有村智恵は２オーバーの３２位、諸見里しのぶは４オーバーの３８位だった。
　今季の米女子ツアーは開幕シリーズが東南アジアで開催された。第３戦の起亜クラシックは３月２５日から米カリフォルニア州で行われる。

　▼宮里藍の話　今週は初日から首位争いのプレッシャーの中で戦った分、疲れた。でも先週に比べ、自分が得た自信は数倍大きい。

　▼父でコーチの宮里優氏の話　前週とは違い、混戦の優勝争いから勝てたのは素晴らしい。精神的にもまた一つ成長したと思う。今年はシーズン前から仕上がりが早かったし、今後も期待できる。