「現在の相撲協会は汚い」元若ノ鵬会見全文

[ 2008年9月30日 06:00 ]

ロシア語で書かれたメモ

 本日は集まりいただき本当にありがとうございました。そして、私がご迷惑おかけしたことを、ここであらためておわび申し上げます。私は相撲が大好きで、もう一度相撲界に戻りたいと思っています。しかし、現在の相撲協会は汚いです。たとえ戻れたとしても、今のままでは我慢できません。何をされるか分からないからです。

 私は16歳で日本に来ました。それから相撲の世界に入りました。強くなりたい、大関、横綱になりたいと思い、頑張ってきました。しかし、やっと幕内に上がれたと思ったら、いきなりにアンフェアな取組を強いられ、お金を渡されました。また、それを断ったりすると、“かわいがり”をするぞ、と言われました。このことは親方たちも知っていたにもかかわらず、相手に注意すら、してくれませんでした。なぜなら親方たちも現役時代にアンフェアな取組をしてきたからです。
 以上の詳細については、現在訴訟中の週刊現代側の証人として法廷で話します。
 また、今回の大麻一連の問題において、私と同じロシア出身ということで露鵬、白露山には大変迷惑をかけてしまいました。協会は北の湖親方を理事長から降ろしました。また大麻など吸っていないと言っている露鵬、白露山を解雇という、大変重い処分を下しました。それにもかかわらず、本当に大麻を吸っている力士や親方には何の処分を下さないのはどういうことなのか、と思います。そのことも、今後、私の知っている限りを話したいと思います。
 また今後、その他の相撲協会の中で行われている悪事の真実についても話したいと思います。
 以上の決意に至ったのは大好きな相撲をきれいな世界に戻したい。その中で、もう一度私の夢をかなえたいという思いと、外国人力士の名誉回復のためです。どうぞ、みなさんご理解のほどお願い申し上げます。

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2008年9月30日のニュース