日本相撲協会“八百長告発”黙殺!

[ 2008年9月30日 06:00 ]

 日本相撲協会は元若ノ鵬の“八百長告発”を黙殺した。秋場所初日の協会あいさつでは大麻問題について謝罪した武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)だったが、この日は静観の姿勢。「何も出てこないから何も言えない。聞いてないから分からない。誰のことを言ってるの?言っていないでしょ。出たら対応します」とだけ話した。

 この日、東京・両国国技館で行われた横綱審議委員会の冒頭で、武蔵川理事長は大麻問題に関し「一連の不祥事で、大変ご心配をおかけしました」と謝罪。しかし、委員会では若ノ鵬問題は一切話題にのぼらなかった。内館牧子委員も「控室で少し話しましたが、信ぴょう性に乏しいので、特に問題にしませんでした」と説明した。
 北の湖前理事長は八百長報道に対し、全面対決の姿勢を取ってきた。昨年の初場所後に週刊現代が疑惑報道を展開した際には、全幕内力士を事情聴取。週刊現代の発行元などを相手に3件の訴訟を起こしている。もし若ノ鵬の発言が本当なら、来週以降に発刊される週刊現代などで現役力士や親方が実名で報道される可能性は否定できない。その際、武蔵川理事長はどう対応するのか。協会トップの対応に注目が集まりそうだ。

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2008年9月30日のニュース