元小結栃乃花が引退 二十山襲名

[ 2008年1月24日 15:27 ]

 大相撲の元小結で西十両14枚目、栃乃花(34)=本名谷地仁、岩手県出身=が初場所12日目の24日に引退し、年寄「二十山」を襲名した。また、元幕内の栃栄(33)=本名岡本篤、佐賀県出身=も同日に引退して年寄「竹縄」を襲名。2人とも所属する春日野部屋で後進の指導に当たる。

 明大出身の栃乃花は右四つからの寄りを得意として三賞を4回受賞。今場所は既に負け越し、来場所の幕下転落が決定的だった。元高校横綱の栃栄は幕内に26場所在位し、最高位は西前頭筆頭。今場所は幕下で2勝4敗と負け越していた。これに伴い、二十山親方が「若藤」に名跡を変更し、若藤親方は退職。竹縄親方も退職した。
 栃乃花と栃栄の師匠、春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「(二人とも)けがや体力の限界などで、思い切って決断した」と話した。

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2008年1月24日のニュース