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岡山・西大寺の「裸祭り」で意識不明の1人死亡 先月21日開催、3人が意識不明の重体に

[ 2026年3月9日 19:47 ]

 2月21日に岡山市東区の西大寺観音院で開催された「西大寺会陽」で、参加者3人が意識不明の重体となり搬送された事故で、県警は9日、3人のうち岡山市の40代男性が死亡したと明らかにした。県警によると、死因は低酸素脳症だった。西大寺も公式サイトで発表した。

 「西大寺会陽におけるご逝去について」と題し「金陵山西大寺 住職 坪井綾広」名義で発表。「去る2月21日の西大寺会陽において、重篤者の方が3名出てしまい、その内、意識不明の状態で搬送されておりました岡山市東区の48歳の会社員の男性の方が、3月9日、帰らぬ人となられました。懸命な治療が続くなか、当山檀信徒と毎日本堂へ参拝し、回復をただ一心に祈り続けてまいりましたが、無念でなりません」とつづった。

 「500余年の歴史を誇る当山の大切な行事において、このような痛ましい事態となりましたことは、痛恨の極みであり、言葉に尽くせぬ悲しみを感じております。 地域の伝統を愛し、会陽を支えてくださったお一人であったと拝察いたしております。その熱き志に深く敬意を表しますとともに、ご遺族の皆様の深いお悲しみを拝察し、心よりお悔やみを申し上げます。 当山といたしましても、この悲しみを深く胸に刻み、今後二度とこのような悲劇が繰り返されぬよう、安全への誓いを新たにする所存です。 ここに謹んで哀悼の意を表し、安らかなるご冥福を心よりお祈り申し上げます」と続けた。

 “裸祭り”として知られる「西大寺会陽」は、まわし姿の男たちが福男を目指し宝木を奪い合う奇祭。室町時代から続き、国の重要無形民俗文化財にも指定された。2007年には下敷きになった参加者が死亡する事故があった。

 搬送された残り2人のうち、岡山県美作市の40代男性はその後意識が回復している。

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社会の2026年3月9日のニュース