ゲンキのたからばこ第1回 養護教諭の役割と生活習慣
大阪府泉大津市教育委員会とスポーツニッポン新聞社の共同企画連載「ゲンキのたからばこ」がスタートしました。泉大津市内の小学校では「保健」「食育」の授業の中で、生活習慣や食生活、性教育なども指導しています。それらの内容をYouTube動画などを活用して、分かりやすく説明していきます。第1回は「養護教諭の役割と生活習慣」です。自分の生活のこと、誰かの生活のことを一緒に考えましょう。 【YouTube第1回 養護教諭の役割と生活習慣】
「みなさんこんにちは。大阪府の泉大津市立穴師小学校で、保健の先生をしています、橋田直美です。よろしくお願いします」
――保健の先生は、どんな仕事をしていると思いますか?
「けがの手当? 身長や体重をはかってくれる人? 実は、いろいろな仕事があります。応急手当て、身長や体重をはかる身体測定。学校医の先生が、小学校に来て行う健康診断の補助。こころやからだの健康の相談を受ける、ほかにはこころやからだを健康に過ごすための方法を伝える授業をするなどいろいろな仕事をしています」
――穴師小学校ではどんなことをしていますか?
「穴師小学校ではこころやからだを健康に過ごすためにいろいろな授業を実施しています」
――これから、どんなYouTubeチャンネルが始まるのですか?
「皆さんと一緒にこころとからだを健康に過ごすための方法を一緒に考えていきます。また、泉大津市では給食の先生も健康に過ごすための授業をしています。給食の先生とも協力します。月ごとにテーマを決めて、3回に分けてお伝えしていきます。今月は『生活習慣』について考えます」
――みなさんは朝起きて夜に寝るまでに何をしていますか? 少し考えてみてください。何時にどんなことをしているかも思い出してください。
「私は朝起きて、まず歯を磨きます。これで目を覚まします! 朝起きて、着替えて、ご飯を食べて、顔を洗って歯磨きをして、トイレに行く。時間が来たら学校へ行く。順番は違うかもしれませんが、やっていることは同じような感じではないでしょうか」
――では生活習慣とは、どういう行動を指すのでしょうか?
「寝ることを『睡眠』といいます。眠っている間にからだとこころを休憩させて次の日も元気に動けるようにしています」
「ご飯を食べることを『食事』といいます。朝ご飯だけではなく、昼ご飯(給食)、夜ご飯も『食事』の中に含まれます。1日に3回食べる食事は、からだをつくったり、からだをうごかすためのエネルギーになります」
「おしっこやうんちをすることを『排せつ』といいます。からだの中でいらなくなったものを外に出します」
「歯磨きや着替え、髪の毛やからだを洗う『身だしなみを整える』ことも生活習慣です。虫歯などの病気にかからないため、そして周りの人と仲良く過ごすためにも身だしなみを整えることが必要です」
「学校で頭を使う『勉強』、からだを使う『運動』も生活習慣に入ります。生活習慣は生きるために必要です。毎日している『睡眠』『食事』『排せつ』『身だしなみを整える』『勉強(仕事)』『運動』。実はそれぞれの生活習慣には、つながりがあります。これについては、次回に説明します」