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米ニューヨーク州が「猫の爪切除術禁止法案」を施行 猫の保護が目的

[ 2019年7月23日 15:54 ]

 ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ州知事(61)は22日、6月に議会を通過していた「猫の爪の切除術」を禁止する法案に署名。違反者に最大で1000ドル(約10万8000円)の罰金が科される新たな法律はただちに施行された。

 爪の切除術(抜爪)は猫の前足の骨の一部、もしくは全体を切除する処置のことで、米国では飼い猫が人や家具を引っ掻かないようにするために広く行われていた。しかし痛みや心理的影響が大きいことから、ニューヨーク州では数年前からこれを禁止する動きが活発化。欧州やカナダの一部、さらにロサンゼルス、サンフランシスコ、デンバーといった各都市ではすでに禁止されているが、州としてこれを違法とするのは米国内では初めてとなり、クオモ州知事は「爪の除去は残酷で痛みを伴う処置。きょうをもって禁止とする」と語って署名した。

 なおこの法案はニュージャージー、カリフォルニア、マサチューセッツ各州でも検討段階に入っている。

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2019年7月23日のニュース