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神戸スキッベ監督独占インタビュー 覇権奪回へ「良い準備ができた」6日開幕Jリーグ「百年構想リーグ」

[ 2026年2月5日 05:30 ]

常勝チームのさらなるパワーアップを誓う神戸・スキッベ監督(撮影・長嶋 久樹)
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 シーズン移行に伴うJリーグの特別大会「明治安田J1百年構想リーグ」が6日に開幕する。6月まで実施され、2026~27年に行われる新たなリーグ戦は8月に開幕する。リーグ3連覇を狙った昨季は攻撃陣に負傷者が出て5位に終わった神戸。6日の開幕戦はアウェーで同3位の京都と激突する。昨季まで広島を率いたミヒャエル・スキッベ監督(60)が就任。覇権奪回を目指す中、本紙の独占インタビューに応じた。 (取材・構成 飯間 健)

 23年にクラブ史上初のJ1制覇へ導き、24年はリーグと天皇杯の2冠を手にした吉田孝行監督からバトンを受け取ったスキッベ監督は、新生神戸の仕上がりに自信を見せた。

 「沖縄キャンプは集中できて良かった。こっち(神戸)に帰ってきてからもすごく良い準備ができた感覚だ」

 沖縄ではフィジカル重視の2部練習。神戸では戦術練習を重点的に行った。昨季までのプレー強度やハードワークは継続しつつ、守備ではより高いプレス強度を要求。一方で攻撃では自由を与える。

 「選手にはグラウンドで自由に、気持ち良く感じてプレーしてほしい。その思いや接し方は広島の時も同様でした。ただ、個々で動き回るのではなく、チームが整理された中に自由があるシステムでプレーさせたい」

 昨季チーム最多11得点を挙げた宮代大聖はスペイン2部ラスパルマスへ期限付き移籍し、9得点のエリキは町田に戻った。2人が抜けた穴は大きいと指揮官も認めるが、同時に埋めるだけの選手層もあると強調する。

 「乾貴士は経験をチームに持ってきてくれますし、郷家友太は昨季J2でしたけれどもゴールに絡んでくる危険なプレーを発揮できていた。攻撃陣には良いクオリティーを持った選手がそろっている」

 昨季まで4年間率いた広島ではMF中島洋太朗を17歳でJ1デビューさせ、ドルトムントU―19監督時代には22年W杯カタール大会に出場した元ドイツ代表FWムココを15歳でトップチームに推薦した。若手育成にもたけた指揮官にとって、神戸は“宝の山”だという。

 「浜崎健斗、山田海斗は大きなグループで練習させようと思っている。入江羚介もいる。誰が出る、成長するとかは言えないが、シーズンが流れるにつれて彼らがメンバーに入ったり、試合に出る可能性は否定できない」

 いよいよ覇権奪回と悲願のアジア制覇を見据えた戦いが始まる。

 「広島監督時代から神戸の本拠地の雰囲気は気に入っているし、それが続くことを願っています(笑い)。ファンの方々に楽しんでいただけるようなサッカーを展開できるように頑張っていきます」
 実績のある監督が神戸にどんな変革をもたらすのか。期待は膨らむ。

 ◇ミヒャエル・スキッベ 1965年8月4日生まれ、ドイツ出身の60歳。87年に現役引退した後、98年にドルトムントを指揮。00年からドイツ代表にヘッドコーチとして入閣。02年W杯や04年欧州選手権を戦う。05年にレバークーゼンの監督に就任後はトルコやスイス、サウジアラビアのクラブを指揮し、22年からJ1広島の監督に就任。22年はルヴァン杯で優勝へ導き、リーグ戦3位。23年は同3位、24年は同2位。25年もルヴァン杯を制したもののリーグ戦は4位。今季より神戸の監督に就任。

≪新加入MF乾プロ20年目の初タイトルへ闘志≫

 〇…清水から加入した元日本代表MF乾貴士が狙うのは、プロ20年目にして初のタイトルだ。37歳の大ベテランだが「見ている人を楽しませる、自分も楽しむ」をポリシーに掲げるように、ファンタジーあふれる一瞬のプレーや技術は健在だ。練習始動日から大声を張り上げ“陽キャ”ぶりも発揮した。「今までプロで優勝したことがない。懐かしいメンバー、顔なじみの多いメンバーでタイトルが獲れればうれしい」と力を込めた。FW大迫勇也やMF武藤嘉紀、DF酒井高徳とは18年W杯ロシア大会で共闘。MF扇原貴宏もC大阪時代からの盟友で、連係面でも問題はなさそうだ。

 ▽J1百年構想リーグ 2026年2~6月に行う特別大会。地域リーグラウンドの組み合わせは、東が鹿島、水戸、浦和、千葉、柏、FC東京、東京V、町田、川崎F、横浜M、西は清水、名古屋、京都、G大阪、C大阪、神戸、岡山、広島、福岡、長崎の10チームずつ。ホームアンドアウェー方式の地域リーグラウンドを行った後、プレーオフラウンドで最終順位を決める。J2への降格はない。百年構想リーグ限定として、釜本邦茂賞を創設。男子の日本代表歴代最多の国際Aマッチ75得点を誇り、昨年8月に死去したストライカーの功績を称え、J1とJ2・J3全体で最多得点の選手を表彰する。

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